大溝城は、天正6年(1578)に織田信長の甥である信澄によって築城されました。天守台跡の石垣が内湖(乙女ヶ池)に隣接して残ることから、内湖を巧みに利用した水城であったと考えられます。その後、元和5年(1619)に分部光信が伊勢上野より大溝藩主として入封し、織田信澄が築いた大溝城三ノ丸付近に陣屋を構え、城下の整備を進めました。
今回のフォーラムでは、大溝城周辺の歴史的景観の変遷について、考古学や文献史学の見地から検討します。大溝地域の文化財の価値を再発見してみませんか。
◎日 時 平成23年3月13日(日) 13:00~(開場12:30~)
◎場 所 ガリバーホール(高島市勝野)
◎定 員 300名(先着順)
◎参加料 ¥500-(資料代含む)
◎日 程
13:00 開会あいさつ
13:15~13:45 報告
「分部家文書の紹介」 藤井讓治氏(京都大学大学院文学研究科教授)
13:45~14:30 講演Ⅰ
「大溝城と織豊期の水城-琵琶湖岸の城郭と内湖をめぐって-」 佐野静代氏(同志社大学文学部准教授)
14:30~15:15 講演Ⅱ
「織田・豊臣時代の大溝城」 中井均氏(NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長)
15:15~15:30 休憩
15:30~ フォーラム 「大溝城の歴史的変遷を考える」
コーディネーター : 金田章裕氏(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構機構長)
パネリスト : 藤井讓治氏
佐野静代氏
中井 均氏
白井忠雄氏(高島歴史民俗資料館参事)
16:40 閉会予定
◎主 催 高島市教育委員会
◎後 援 滋賀県教育委員会
◎お申し込み 高島市教育委員会事務局 文化財課 TEL:0740-32-4467 FAX:0740-32-3568