5月 端午の節句
もとは女の子の祭りであった。
もともと中国から入ってきた文化で、その当時は田植えの始まる前に、早乙女と呼ばれる若い娘たちが「五月忌み」といって、田の神の為に仮小屋や神社にこもって汚れをはらい清めていたそうです。
男の子のお祭りに変わったのは平安時代からで、当時、宮中では馬の上から矢を射ったり、競馬などの勇壮な行事を行うようになっていました。
そんな中、端午の節句で使われるショウブが、武事を尊ぶ「尚武」や「勝負」にも通じることから、男の子がショウブを頭につけたり、ショウブで作った兜で遊ぶようになり、女の子のお祭りであった五月忌みが、男の子を祝う行事に変わったそうです。江戸時代頃から、武者人形や子どもの出世を願い鯉のぼりを揚げたりと次第に男の子の節句になったそうです。
(日本人のしきたりから引用)